これが締まった試合か、という好ゲームでした。
大阪桐蔭は柿木投手が力感のない丁寧なピッチングで作新打線を抑え込みます。作新学院も3回から登板した2年生佐取投手が右打者の胸元を丹念につきます。
そして両チームともに守備の固さ!作新学院の野手は選手ごとに守備位置を変えて、大阪桐蔭の打者が放ったいい当たりがことごとく正面に行く。ファインプレーも連発。大阪桐蔭も絶対凡ミスなんてしそうにない抜群の安定感。そして7回。根尾選手の守備がやばかった。抜けそうな当たりに追いつくとそのまま1回転してファーストに低めの送球。何であれが取れるんでしょう。なんであそこから投げられるんでしょう。
もうひとつ特筆すべきなのは、作新学院の一番・ライト横山選手。1年生で夏の栃木大会でもベンチ入りしていなかったけれど、バッティングを買われてトップバッターで起用されると、柿木投手の初球を見事にヒット。その後守備でも何度もいいプレーをしていました。そして8回裏、2アウトランナー2塁で藤原選手の打球は横山選手の前に。横山選手が後ろにそらしてしまって、2塁ランナーだけでなく打った藤原選手までも返してしまいます。ですが、このときの横山選手は「絶対に2塁ランナーをホームで刺す!」という気持ちでボールに向かってダッシュしていたのです。「点が入らなければ流れが変わるから」と。かっこいい。ナイスチャレンジ!

長い…。
どちらのチームも持ち味をしっかり出していたと思いますし、そのうえで大阪桐蔭の強さが随所に感じられる試合でした。

注意書き

  1. NHKの高校野球中継を見ながら、私が個人的に記録したものです。読みづらい箇所、不正確な情報が含まれている可能性があります。
  2. 中継に基づいているため、途中で中継が途切れた場合(ニュースなど)や録画を失敗していた場合など、情報が欠落している箇所もあります。
  3. スコアの付け方は一般的な早稲田式に基づいていますが、細かい箇所では独自ルールを採用している場合もあります。