これは生で見ておいてよかったです。
智弁和歌山にとっては、何をやってもうまくいかない日ってありますよね、としか言いようのない試合でした。
スコア表の濃度を見てもどっちに7点入ったのかすぐにはわからないくらい、智弁和歌山打線はずっと攻めていますし、智弁和歌山の平田投手もいいピッチング内容に見えました。
実際、ヒット数は智弁和歌山が上回っていますし、ダブルプレーなどでチャンスをつぶしたわけでもありません。しかし、残塁数(近江4、智弁和歌山12)から智弁和歌山の苦しさが伝わってきます。
それはつまり、近江がよく守ったということです。4人のピッチャーの継投は予定通り。左右交互に登場したピッチャーが全員力を発揮していました。
近江打線は3者凡退も3回と平田投手に苦しめられたのですが、数少ない甘い球を確実に捉えて得点を重ねていきました。
近江のバッターが打つとふらふらっと上がった打球も風に乗ってフェンスを越える一方で、智弁和歌山の打球は風で押し戻されるという場面も目立ち、智弁和歌山の選手は「なぜこうなるのだろう?」と思っていたかもしれません。
智弁和歌山打線がいつ爆発するのか、と思っているうちに試合終了してしまったという不思議な試合でした。それだけ近江がよく研究してこの一戦に臨んだということなのかもしれませんが。

注意書き

  1. NHKの高校野球中継を見ながら、私が個人的に記録したものです。読みづらい箇所、不正確な情報が含まれている可能性があります。
  2. 中継に基づいているため、途中で中継が途切れた場合(ニュースなど)や録画を失敗していた場合など、情報が欠落している箇所もあります。
  3. スコアの付け方は一般的な早稲田式に基づいていますが、細かい箇所では独自ルールを採用している場合もあります。