とんでもない試合を見てしまいました…。
【星稜】初回5点→星稜優位のまま終盤まで→【済美】8回に6点差を逆転→【星稜】9回表に追いつく→【星稜】13回表タイブレークで2点勝ち越し→【済美】13回裏逆転サヨナラ満塁ホームラン
試合が終わったあともしばらく魂が抜けていた私です。呆然。

しかし、荒れる展開はあちこちにありました。
1回の表に滅多打ちにあった済美・山口投手は打たれても表情一つ変えず、2回以降立ち直ります。
逆に、抜群の投球を続けていたはずの星稜・奥川投手は4回に足を痛めて投げられなくなり、星稜は5回以降細かい継投を余儀なくされます。
それでも代わったピッチャーがみんないいピッチングを続けて、済美打線は5回から7回までランナーを出すことさえほぼできません。
そして8回に満を持して登板したキャプテン・竹谷投手。ところが制球が定まらず、連打と死球でノックアウトされてしまいます。実はこのとき、竹谷選手も足が攣っていたそうです。
このときデッドボールを受けたのがよりによって山口投手。しかも軸足でした。
山口投手はそれでも9回のマウンドに上がりますが、明らかに痛そうな様子でやはり打たれてしまいます(ちなみにこの時打った1年生の内山選手も足が攣ってここで交代です)。それでも勝ち越しは許さず、試合は延長へ。
この山口投手は、愛媛大会から全試合全イニング投げ続けているまさに大黒柱。もう異常な球数になってきているのに、しかも足を痛めているのに、表情は変えずに投げ続けるんです。何なら時々笑顔。
軸足が痛いときでも変化球は割といけるらしいですね。ストレートが辛いんだとか(by解説・大矢さん)。
というわけで、延長の山口投手はほぼ全球変化球で抑え続けます。そして、恐ろしいことにそうやって投げているうちに回復してきたらしいのです。12~13回あたりになるとストレートも復活して、星稜打線はまったく芯でとらえられなくなっていました。
そして最後の満塁ホームランに続くわけです……。

みんな足攣りすぎ。もうズタボロですよ。
スポーツストーリーに感動しがちだけどへたれな私は、いやもうこんな試合やめたげてー!という気分。
ちょっと星稜が打って決めればいいのにとまで思っていた。だって、山口投手はきっと次の試合もこうやって全部投げようとするんでしょ。
全部勝っちゃったらこの後は16日→18日→20日→21日ですよ。だめだよそんなの(誰)。
次はあの恐ろしい高知商相手に投げなければいけないんですが、何とかどこも痛めないまま終われますように。

今日のスコア付け豆知識(シリーズ化?)。
タイブレークで最初から出塁していたランナーが帰ってきた場合、ピッチャーに自責点はつかない。(言われてみれば確かに!というルールですね)

注意書き

  1. NHKの高校野球中継を見ながら、私が個人的に記録したものです。読みづらい箇所、不正確な情報が含まれている可能性があります。
  2. 途中で中継が途切れた場合(ニュースなど)や録画を失敗したなどで情報が欠落している箇所は、スポーツナビの1球速報で補完しています。
  3. スコアの付け方は一般的な早稲田式に基づいていますが、細かい箇所では独自ルールを採用している場合もあります。