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去る10月30日(日)、高橋聡さんのセミナー「辞書を使いこなそう!」に参加してきました。会場はこちら、ウインクあいち………

あれ………?掲示板に翻訳っぽい名前がない……?
あっっ!!

なんと会場を完全に勘違いしていたのでした。ここは名古屋駅の「ウインクあいち」、会場は市役所近くにある「ウィルあいち」だったのです。ひー!
(余談ですが、この2つの施設名は紛らわしすぎて、名古屋人からも大不評です。数週間前の私も「紛らわしいから気を付けないと!「ウィルあいち」と「ウインクあいち」を間違えないようにしないと!」と自分に言い聞かせながら、なぜかウインクあいちへの行き方を一所懸命検索していたのでした…)
もう絶対終わった…と諦めつつタクシーにダメ元で飛び乗ったら、運転手さんが「それは飛ばさないとね!」と頑張ってくださって(そんなエピソード、ずいぶん昔にもありましたね…私、つくづく成長していない…)、奇跡的に開始2分前に到着したのでした。危なかった……。

そんな風にスタート前にドタバタしまくった辞書セミナーでしたが、いやー!途中で諦めずに参加してよかった!!
知りたかった内容が何から何まで詰め込まれていて、4時間が全く長く感じられませんでした。
内容は高橋さんのブログに紹介されていますが、

  • 辞書の種類(CD-ROM、ウェブ、紙、電子辞書端末、アプリ)、辞書ブラウザの種類(Logophile、EDWin4)、それぞれの長短
  • 主要な辞書の紹介(リストにして60近くご紹介いただきました。すごい!)
  • まずどの辞書から買いそろえるといいかwith値段も!
  • 辞書ブラウザの具体的な使い方
  • 各辞書の特徴
  • 翻訳のときの辞書の引き方
  • 高橋さんの作業環境

と「そんなにいいんですか…?」とひれ伏してしまいそうな内容。
実務的に「まずどういう辞書から揃えたらいいか、辞書ブラウザは何が一番いいのか」という部分が知りたくて参加したので、その部分はあっという間に満たされました。
それ以外に、個人的に一番腹落ちしたのが辞書の引き方について例を挙げながら説明していただいたところ。

辞書を引く目的のひとつは、原文の輪郭をくっきりと掴むこと。

というお言葉に「そうなんだよー!」と叫びたい気持ちになりました。
前エントリーで書いた「最近たるんでいた」というのは、つまり、原文の輪郭をきちんとつかむ大切さを忘れ始めていたということ。
英英辞典などを使って、原文の絵が描けるくらいにはっきりと掴む。
その掴んだ内容とぴったり合う日本語を、国語辞典や類語辞典も使いながら探す。
辞書とはそうやって使えばよかったのです。
英和辞典を引いて、載っている訳語の中から近そうなものを拾ってそのまま採用する作業などでは断じてない。
…ってそんなことはさすがにもうしていないのですが、それがどうして駄目なのかを数年前には実感したはずだったのに、いつの間にか薄らいでいたなあと思いだしたのです。
まずはちゃんと辞書を引こう。

というわけで、セミナーの帰り道にAmazonぽちぽちしまくり

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昨日無事届きました!(え、その辞書を今まで持っていなかったの…?というツッコミも多いかと思いますが見逃してください…。紙や電子辞書は持っているものもあるんです!言い訳)
インストールも完了して、今日の仕事から使っております。快適!

自分にとって今まさに必要なことがこんなにタイムリーに学べて、これを活かさなくては罰が当たる。
高橋聡さん、名古屋翻訳者勉強会の皆さん、本当にありがとうございました!

明日も幸せである様に♪