ずいぶん久しぶりの更新になってしまいました。野球のブログは……うう……仕切り直してがんばります。
数ヶ月続いていた休みなしの状況がようやく落ち着きました。11月は若干仕事量が抑えられそうな予感がします(なんて言っていると大型案件がやってくるのですが。…ありがたいです!)
ここのところ、色々なことを考える機会がありました。
「色々なこと」の中身を書くともう止まらないのですが、一言でいうと「最近ちょっとたるんでいたよね」ということ。
黙っていても怠けていてもありがたいことにご依頼が止まらず、正直言ってどこかなめていたんだと思います。
ふと「なんか、私翻訳が下手になり始めている…?」と気づいた瞬間の足元が崩れ落ちる感覚。まずい。本当にまずい。
ひとつは、英語を読むスピードと精度が6年たっても根本的に上がっていないこと。
リーディング(洋書を読んで出版翻訳を行うための企画書を作る作業)なんて全然お引き受けできないくらいに読むのが遅い。
先日も、期限を3週間いただいて余裕だったはずのリーディングが、吐くかと思うくらい終わらなかった。
たくさん読めば自然と速くなるんだと思っていたけれど、たぶん違う。
鍛えようとしていないからいつまでたっても速くならないんだ。
本を訳したい夢を諦めていないなら、放置していちゃいけない。
というわけで、洋書を読んでまとめるトレーニングを数年ぶりに(なんということだ)再開しようと思っています。
もう一つは、日常的にもっと深刻かもしれない、仕事の翻訳への取り組み方。
この本を読んで、色々なことに打ちのめされています。
どうしよう…私、全然できてないよ。
ここに書かれている内容は、学校に通っていたころ確かに実感したはずのことなのに。
いつの間にすっかり忘れてしまったんだろう。
慣れてルーティーンのようにこなせているつもりになっていたけれど、とんでもなかった。
できていたことをポロポロ飛ばすようになった結果、早くなっただけなのかもしれない。
東京に行って勉強することで日々外から刺激を受けて成長する…というやり方を諦めた数年前、その分絶対に自分の意識を高く高く保たなくてはいけないと誓ったのに、これほどすっぽり抜け落ちてしまうなんて。
恐怖さえ感じています。
今週末、名古屋でこの本の著者の1人高橋聡さんによる辞書セミナーに参加します。
ここしばらく辞書環境を整えたいと思いながら調べてもよくわからなかったので「まさに!」という気持ちで申し込んだのですが、この機会に初心(という言葉は好きではないのですが)を取り戻すべく真剣に受講してまいります。
明日も幸せである様に♪