前半は完全に智弁和歌山ペース、後半になると国学院栃木が驚異の追い上げを見せる…という試合展開がはっきりと表れたスコア表になっています。
その追い上げを担ったのが、何度か今回のブログの中でも書いた国学院栃木の3人のピッチャー(「3本の矢」と呼ばれているそうです)でした。
先発・水澤投手がつかまるも、替わったピッチャーが追加点を与えません。特に宮投手になったら本当に点が入らなくなりました。
結局、宮投手は3試合投げて失点0。こんなに安定しているならこの子を常に先発にすればいいのでは…と素人は思ってしまいますが、やはり後ろで投げる方が気持ちが入るのでしょうか。
味方打線が後半には必ず打ってくれる、という投打バランスとの兼ね合いもあるのかもしれませんね。
スコアブック自体とは関係ありませんが、この対戦は国学院栃木・柄目監督にとって「恩返し」の意味合いがあったそうです。
2000年のセンバツでも、準決勝で国学院栃木は智弁和歌山と対戦しています。柄目監督は当時選手として出場しましたが、2-10で大敗。
その時に髙嶋監督の采配に脱帽して、その後指導者への道を志したのだとか。
今回の対戦でもリベンジは叶いませんでしたが、試合後には両監督が歩み寄って挨拶するシーンもありました。
成長した姿を名将に見せて「恩返し」はできた…のだといいなあと願います。しみじみ。
注意書き
- NHKの高校野球中継を見ながら、私が個人的に記録したものです。読みづらい箇所、不正確な情報が含まれている可能性があります。
- 中継に基づいているため、途中で中継が途切れた場合(ニュースなど)や録画を失敗していた場合など、情報が欠落している箇所もあります。
- スコアの付け方は一般的な早稲田式に基づいていますが、細かい箇所では独自ルールを採用している場合もあります。