ついに準決勝です。
吉田投手を中心に9人で快進撃を続けてきた金足農と、高いレベルの選手がピッチャーにもバッターにも複数いる日大三との戦い。
どちらもその持ち味を十分に出した好ゲームでした。
ピンチになりかけると、守備にいいプレーが出るのです。
4回裏日大三の攻撃では、2アウト1塁3塁で当たっている髙木選手という場面で、吉田投手は追い込んでから何度も牽制球を繰り返したかと思うとクイック投球で空振り三振を奪います。
5回裏の攻撃でも、ノーアウト1塁からいいバントが転がったと思ったのに、吉田投手が見事なフィールディングで2塁をアウトに。
逆に、8回表の金足農の攻撃では、ワンアウト満塁でキャプテン佐々木選手がスクイズを仕掛けるものの、読んでいたバッテリーが投球を外したためバットに当たらず飛び出した3塁ランナーがアウトに。
こんなプレーがあちこちにあって、スコアを付ける身からすると集中力を切らす暇もないしんどい試合でした(褒めてます)。
それから、吉田投手ばかりが注目されていて不憫になってしまうのですが、日大三の投手陣も負けてなかったです。
3人とも持ち味を存分に出していて素晴らしかった。特に3番手の井上投手はあんなに迫力ある球を投げるのにまだ2年生なんですね!来年もまた投げる姿を見られるといいのですが。

この1つ前の試合で知ったのですが、日大三の応援団は相手のチームの守備のタイムの時に応援の音を小さくしているんですって。
素晴らしい話じゃないですか。
負けている9回裏の攻撃でもこのやり方を貫いていて、もうそれだけで泣きそうだった。いいチームだったなあ。

ともあれいよいよ次は決勝です。
吉田投手が今日と同じようなピッチングができれば、おそらく接戦になるのではないでしょうか。
しかし疲れや痛みがないはずはないので、まずは(きっと最後まで投げるのでしょうから)怪我なく最後まで全うできますように。

注意書き

  1. NHKの高校野球中継を見ながら、私が個人的に記録したものです。読みづらい箇所、不正確な情報が含まれている可能性があります。
  2. 途中で中継が途切れた場合(ニュースなど)や録画を失敗したなどで情報が欠落している箇所は、スポーツナビの1球速報で補完しています。
  3. スコアの付け方は一般的な早稲田式に基づいていますが、細かい箇所では独自ルールを採用している場合もあります。